しねま ちゃばたけ

主にカフェinが誰とどこでどんな内容の映画を観てどう思ったかを記録する為の場所。

48本目 『デッドプール2』

デッドプール、公開から一月ほど立ってから見に行ったのでそれなりに前情報が仕込まれた状態での鑑賞になってしまった。のだけれども!前作のような最低なネタバレをされていなかったのもあるし、予算増による作品としてのボリュームアップに大満足でした。

 

そう、大きな違いはボリュームアップ、と言うかパワーアップして帰ってきたところだと思うんですよね。前作がなんだかんだ「面白かったけどちょっとショボいな…。」と思ってしまって不満が残ってしまった(まあ原因の大半は映画その物よりも最低なネタバレをされたことにある)のだけれど、今回は違う。ホントにしっかりパワーアップしてきた。

 

派手!ってのとはまた違うんだけど、見応えと言いますか、画面の圧と言いますか。それがもう段違い。前作はちょっと「家で見るんで良かったなあ…。」と後悔したりしたんですが(原因の大半は最低なネタバレをされたことにある)ホントに今回は劇場で見てよかった。アレをスクリーンで体験できたことに感謝。

 

よりダイナミックになったアクションシーン、より細部まで拘れる様になった(と思う)キャラクター造型…。見ましたケーブル?あのケーブル見れるだけで満足なレベルな出来なんですよホントに。予算が増えるって、素晴らしい。そう思えば前作も劇場に足を運んだ甲斐があったと言うものです。(ただしネタバレ野郎は絶対に許さねえ)

 

さて、これからお家でデッドプール2を楽しみたいあなたへの僕からのアドバイスを一つ。今すぐAC/DCのファンになれ。以上!

 

ファミリー映画云々は難しい話が好きな人に任せておけばいいのよ!とは言え触れるべきなので、軽く。ちょっとだけネタバレが入ってしまうので、嫌な方はブラウザバックを。

 

デッドプール2はファミリー映画だって話。あれは前作のラブストーリーから地続きなんですよ。主要な登場人物は皆、家族を求めている、家族と共にある、もしくは家族のために行動をしているんですよ。愛する人のために戦うヒーローのお話。ここは前作からぶれてないんです。なので、前作をまだ見てないって人はその一貫したテーマを感じるためにも、見ておいて欲しいなあと思います。

 

あ、最後に。別にグリーンランタンは見ても面白くならないけどX-MEN ZEROくらいは見といた方がいい。マジで。

 

X-MEN ZEROが面白いとは言っていない)(僕はそれなりに面白いと思いました)

おばあちゃんしんじつ

あまりにも理解者が少ないので、『デッドプール2』の感想を投稿する前に「FGOに登場する浅上藤乃はおばあちゃんである」と言う話を大真面目にしておきたいと思います。(絆台詞、誕生日台詞のネタバレがあります)

 

さて、復刻版の空の境界コラボにて突如FGOに浅上さんが実装されたのももう四ヶ月ほど前となりました。僕はスキルマどころか聖杯までいれてしまって、まあ簡単に言えば熱をあげている訳ですが。そんでもって、何を血迷ったのかおばあちゃんおばあちゃんと呼んでいる訳です。いや、血迷ってはいないんですけどね。Twitterでもしょっちゅう「おばあちゃんではないだろ…。」と呆れ気味なツッコミが入ります。確かに藤乃さんは全盛期での召喚で女子高生、とてもおばあちゃんって年齢では無いですからね。はい。でも僕は大真面目におばあちゃんだと思ってそう呼んでるんですよ。大真面目に。

 

ふざけてるとかそう言うのでもなんでもなく、「なんだかおばあちゃんみたいだ」と思えるポイントがいくつもあるからこそ、そう呼んでいる、それを分かってもらうためのエントリになります。

 

一つ目に。まあ見た目のイメージに引っ張られていると言うのは大きいですからね。第三再臨以降の霊基、あの赤と黒浅神ゆかりの着物。それを身に纏った藤乃はとても落ち着いて見えます。少し旧時代的な彼女の考えや振る舞い、発言なんかがとてもあの着物姿とマッチしていて。「現代の若い女の子」ってイメージにならないんですよね…。

 

二つ目。絆台詞や誕生日台詞でのチョイスにあります。絆5になると主人公の世話を焼いている様子が見られる訳ですが、その台詞が重要なんですよ。必要な物は持ったか?持っている、ならば安心と。この、手のかかる子の面倒を見ているような言い様、おばあちゃんポイントですね。いやまあ、これだけならまだお姉さん、お姉ちゃんくらいかも知れないですけど。その持ち物が肝心なんですよ。

 

「ちゃんとご飯は食べましたか?」

「水筒に温かいお茶は?」

 

ん?

 

「水筒に温かいお茶は?」

 

分かります?現代っ子のチョイスじゃねーですよ!温かいお茶ですよ温かいお茶。誕生日台詞でも「おせんべいくらいしか…。」って発言があるんですが、なんでしょうねこのチョイスは。(おせんべいって言い方もかわいい…。)

 

 

 

温かいお茶におせんべい、上記の着物姿に世話焼きなところ。そして、『痛覚残留』本編を通した、その後の精神的な強さ、若さの割りに老成した印象を受けますよね。そう言った諸々から、変なんですが敬意をこめての「おばあちゃん」呼びなんですよ…。縁側で猫を抱えながらお茶すすってて欲しい…。

 

えっ、第二霊基の給仕服姿?えっちすぎるのでおばあちゃん呼びは難しいですね…。

47本目 『劇場版「空の境界」第三章「痛覚残留」』

まずは、お久しぶりです。きっちりしたフォーマットが、きっちりした更新が嫌すぎて完全に投げてました。あと、単純に映画見る時間が取りにくくなってしまって…。と言うわけでボチボチ再開します。前と違ってもうざっくばらんに書きます。Twitterくらいフランクに。あと、見た映画全部の感想書くの辛いので感想まとめたいなと思ったやつだけにします。死ぬ。死んじゃうから。

 

さて、再開一発目ですが劇場版「空の境界」になります。「なんで痛覚残留?最初から見たんじゃないの?」って疑問はもっともだ。でもね、僕は浅上藤乃が見たかったからこれでいいんだよ。

 

そう、本当に浅上さん見たさで視聴しました。フォロワーのおすすめもあったしね。

 

実のところ、以前にテレビで放映されたときに見ていたんですが、まあその時はここまで型月コンテンツ(と言うかFGO)に入れ込むとは思ってなかったので、話のおおまかな流れくらいしか覚えてなかったんですよね。なので、FGOに藤乃さんが実装された時とか完全に「いたっけこんなキャラ」状態でした。はい。しかもガチャ引いた理由が「ポニテでミニスカでメイドなの!?引くしかないじゃん!」とかそんなん。あんまり過ぎるでしょ…。

 

さて、あらためての視聴なんですがその、初っぱなから本当に辛い。展開はある程度覚えていたし、なんならそう言うキャラだって理解もしていた。けど辛いもんは辛いんだよ…。つられてお腹が痛くなる。本当に、藤乃が何か悪いことしたんでしょうか…?いや、これからするんだけど。

 

さて、僕はどちらかと言うとキャラクターに感情移入しやすいタイプなので、思い出の中のやり取りとかにとても弱いんですよね。やや前後してしまうんですけど、コクトー君に泣いてもいいかたずねるシーンは、本当に二周目とかで見ると涙ぐんでしまいますね…。思い出その物に関しては言及は控えさせてもらいます。誰にだって聖域はあると思いますし。是非、ご自分の目で。

 

その後の復讐を目的とした殺人、文字通りふじのん本人も目を覆うような凄惨な殺人。繰り返すうちに殺戮へと走るわけですが、どこでどう、決定的にそうなったのかがイマイチ分からなかったんですよね…。殺人を繰り返す内に、繰り返すことで得た生の実感。その味わいに依存してしまったってところなんですかね?

 

なるほど、殺しを楽しむようになるわけです。式との橋での決闘、本当に終始楽しそうですよね。それに聞きましたあなた?「私の方が…、強い…!」ですよ、「私の方が…、強い…!」。もう完全に自分の力に溺れてるとかそう言うレベルの自信の付け方。調子に乗ってますよね。メチャクチャかわいい。好き。ホントに作中で一番かわいいシーンだと思います。

 

戦闘中の台詞も全部かわいいんですよね。もう完全に戦闘狂に困惑してるみたいな感じで。なんなんだあの被害者オーラは。「やっぱり、あなた正気じゃないんですね」とか最高じゃないですか?この期に及んで、自分はまともと思っていることの何よりの証左ですよね。だからこそ、その後式に捩じ伏せられてしまうまで、しまったあとの叫びの悲哀が増す訳ですが。一連の叫びは、痛覚残留屈指の見所ですね。痛みを知ってようやく得た生の実感、その全てをぶつけたかのような叫びが、たまらなく好きです。こっち聞いちゃうと、FGOでの宝具ボイスが少し物足りなく感じちゃいますよね。え?聞いたことがない?サポートに出してるんで使ってください。

 

さて、死闘の末、橋を崩落させたもののタイムリミットが来てしまったおばあちゃん。この後がなんとも皮肉な話ですよね。ようやく得た生の実感である痛み。痛みを失うことで彼女は生き永らえる。「死に接触し快楽する不適合者」と作中では称されたそうですが、そうなってしまった経緯があまりにも悲劇的で。痛みを失ったことも優しさからだった、そう考えると本当にやるせない気持ちになります。

 

あらためて僕が着目したいのは痛みを得たことです。過去の描写を見るに、「痛みを感じない自分」の異常さを十分に分かっていた訳ですが、その裏返しで「痛みを知った自分は正常な人間である」と、そう思い込んでいる、どころか強く暗示をかけているように見えました。結局、それが強すぎたから自分はまともだと思い続けてしまった、殺戮を楽しむ自分に気付けなかった。そう解釈しました。

 

痛覚残留、初見時はいかに適当に見ていたか思い知らされるほど、得るものがありました。この調子で、他の話を見返すのもありかもしれませんね。

 

しかし、痛覚残留の感想ってよくほざいたものだなあ。完全におばあちゃんの話しかしてないじゃん。いやまあそう言う話なんだけど。

46本目 『ガントレット』

誰と? 父と

どこで? 家で

 

イーストウッド、たまにホントにコメントに困る映画出してきますよね、はい。見るのは二度目か。

 

イーストウッド演ずるはショックリー刑事。うーむ、ほぼハリー・キャラハンでは…?まあ、イーストウッドに求められるキャラが変わらないって事なんでしょう、それはそれでいいことなんですが。

 

ダーティー・ハリーも中々ムチャクチャな映画ですけど(褒めてる)、こっちは輪をかけて酷いって言うかパワーアップの方向を間違えてる感じがスゴいんですよね。景気がいいとかそう言うレベルじゃない。

スゴいぞ、家が倒壊するまで警官隊が銃弾を撃ち込み続ける映画なんてこの映画くらいしか俺は知らない。(情報お待ちしてます)終盤の装甲バスのシーンも撃ちすぎだろ…。

ラストのシーンも強引と言うかなんと言うかどうしてコレで解決するんだ…。

 

ただ、あの景気のいいムダ撃ちっぷりはクセになりますよねぇ…。

45本目 『トゥルーナイト』

誰と? 母親と

どこで? 家で

 

近頃は「円卓の騎士」、つまりは『アーサー王物語』の類いは日本でもポピュラーになりましたよね。

 

しかし思い切ったなこの映画!最初からランスロットとグィネヴィアの恋愛物語にしやがった!思い切りだけでランスロットが選定の剣抜きかねないぞこの映画。

 

と言うかランスロットの見た目がヤバイ。女遊びと言うか発展家と言うか、そう言う男だとは知っているがその辺のチャラ男にしか見えないのはどう言うことなんだよ。騎士とは一体…。

 

と言うかアーサー王の葬り方が斬新。

遺体を花で囲うのはいい。海に流すのもいい。火のついた矢を射かけて燃やすまではいい…、って良くねえよ!なんだよその手の込んだ弔いは!手厚い!王様だからそりゃそうか!そうだな!

…いや、おかしいわやっぱり。

 

アーサー王が日本で女の子になって高校生とセックスしてるのなんてかわいいもんだよホント。

44本目 『るろうに剣心 伝説の最期編』

誰と? 一人で

どこで? 家で

 

実写るろ剣と言えばアクション。それをいっそう際立たせる一本になってるかなと思います。いや、アクションはホントにすげーんだよ。

 

やっぱり俺戦艦煉獄が炸裂弾で沈没しなかったのが不満らしく、煉獄周囲で起きるイベントがダメ。とにかくダメ。ホントにダメ。特に方治。ふざけんな。十本刀の面々がモブになってるのは正直しょうがない。箒頭が愛嬌の無いただのヤベー奴になってるのもしょうがない。でも方治のアレはどういうことなんだ。どういうことなんだよ。情緒不安定なのは原作からだった気がするしこの際どうでもいいがなんかホントに知性を欠片も感じねえぞ。どういうことなんだ。百識ってなんだ、なんなんだ。

 

でもアクションはスゴいし、剣心含めた中心人物の情景描写も見応えあるんですよねぇ。何故方治にその尺を割いてやれなかったんだ。こんなことならモブで終わってくれたら…。

 

でも俺道中で剣心と蒼紫が決闘するシーンホントに好きなんですよ…。

 

方治が佐之助の前に立ち塞がってぶん殴られてフェードアウトすんのだけはホントに許さねえからな。

43本目 『インパクト・アース』

誰と? 母親と

どこで? 家で

 

なんで俺は、こんなしょうもない映画を生活リズムを乱してまで母親と一緒に明け方に見たんだろう…。

 

分からない、俺にはこの映画が分からない…。分からない…。どう言い繕っても主人公は序盤完全に騒ぐだけ騒いだペテン野郎だし…。と言うか、なんなんだ。左遷と言うかNASAをクビになるだけで済むのか…?

 

CGもスゴいよね、隕石が降って来て建物にぶつかるまではいい。絶対に建物が壊れない。予算が無いゆえに頑丈になる建物が現実にあればなあ…。(?)

 

全体的に何を描きたいのかも不明だ。と言うか登場人物が一人として理解できない。脈絡と言うべきか。筋道ってものが皆無だ。全てがその場のノリで決まってるんじゃないかってアクシデントの数々。

 

ホントになんなのこの映画。つまらないとかそう言うのじゃなくて困惑だけが残った。