5本目 『シャイニング』
誰と? 一人で
どこで? 家で
『シャイニング』を見るなら原作も読むといい、父にずーっと言われてきた事だ。
キューブリックの作品にはあまり明るくは無いのだけれど、やっぱり独特の映像美があるように感じる。オリジナル予告で大々的に用いられたエレベーターのカットは、しつこいくらいに本編でも流れたが不思議と飽きることはなかった。
それに、ジャック・ニコルソンをはじめとしたキャストの怪演があってこそこの映画なのだなあ、と思う。正直、内容は思っていた程良くなかった。シャイニングや幽霊の存在感が薄いと言うか、超常的な現象全般。それらが描かれる必要性にちょっと疑問を抱いた。
個人的に一番不気味だったのは、バーテンのロイド。幽霊なのか幻覚なのか定かではないが顔に死相が出ていると言うか、生気をまるで感じなかった。双子なんか目ではない。
小説、なるたけ早く買って読まなければ。