2本目 『スティル・クレイジー』
誰と? 一人で
どこで? 家で
何か音楽に関係するものを~と、アマデウス、ヘアスプレーなんかとあわせて買ってきた一本。…だったのだけど、映画の題材がかなーり身近故、中々見られなかったのだ。
何を隠そう、家の父もそりゃあもう大したロッカーだった(と思っている)からだ。実際、鑑賞中は父やその周囲の人々を思い出してしまって。挫折感にもがき、過去の栄光と決別できない中年ロッカーの図と言うのは、やはり。僕にはとても生々しかった。
でもそんな身近な話に感じたからか、抱えたままの確執や葛藤が解れていく様子が自分の事のように嬉しかった。
決して大きく盛り上がる映画じゃあない。だけれども、小さな小さな喜びのうねりがたくさん詰まった。そんな映画だった。
いい機会だし、久々に父のライブに顔を出そうか。なんてね。